もう何もやる気なんかしねえ

血液検査で朝飯抜き
タブブラウザ開くと
昨日閉じるまで見てた
id:dopamineさんのブログが
同時に立ち上がる
そして俺は飛び込んだテキストに目を疑う
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050221-00000407-reu-ent

米作家ハンター・トンプソン自殺、ゴンゾジャーナリズムの先駆け


 [デンバー 20日 ロイター] 米作家、ハンター・S・トンプソンが、20日夜に銃を使って自殺した。67歳だった。
 警察が明らかにした。
 「ゴンゾ(ならず者)」ジャーナリズムの先駆者で、反体制文化の旗手として知られるトンプソンは、コロラド州アスペン近郊の自宅で死亡しているのが発見されている。
 自らのドラッグとアルコールによる突飛な行為と、権威との衝突を作品のテーマとした。従来のジャーナリズムの手法に挑み、その過程で破天荒な登場人物を生み出した。
 ラスベガスでの体験を綴った「ラスベガスをやっつけろ」(1971年)は、98年にジョニー・デップ主演で映画化され、話題を呼んだ。
(ロイター) - 2月21日20時57分更新

正直98年の段階で生きてるのが不思議なくらい体は衰えていたと思う


ありとあらゆる麻薬をトランクにぶちこんでラスベガスへ赴き
騙せる人間なら全て騙す、破天荒なんてもんじゃない前後の統制自体が失われてるのだ
確かトンプソン自身が書いたのか、ギリアムが付け足したのかは記憶が曖昧なのだが
LSDによる意識改革を提唱した大法螺吹きティモシー・リアリーは社会的な意味での死を遂げ
70年代中盤多くのヒッピー達が路頭に迷った
彼はそう言っていた


ギリアムの撮った映画版はジョニー・デップがトンプソンを演じ、はまり役
ラスト、ラスベガスから去るトンプソンはニューヨークの非情を口にしながらも
顔は何かをやり遂げたような、あるいは何かを待ちこがれるような笑みがこぼれていた
あれは名演出だ、あれがギリアムの視たトンプソンなのだろう
絶望と恐怖を感じながらも滅茶苦茶に生きる、自分の人生さえ否定しようとも陽気にしてみせる
もしあの映画の中のトンプソンに
「なんであなたは死のうとは思わないんですか?」
と聞いたら
「君がどうしてそんな質問をするか俺には分からないね」
きっとそう答えるだろう


もう若い頃の無茶が祟って体はボロボロだったらしい
それでもし彼が悲観して死を選んだなら
逆に俺は「生きろ!」ってメッセージを叩き付けられたような気がする…