おもちゃやめぐり

ステーシーの美術

ステーシーの美術

はてな効果は恐ろしか「おもちゃやめぐり」で検索すると
ここがトップに出ます、もうこれは言論の暴力としか思えないですね…
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はてさてじゃあヒムラマンさんから飛んできた筋肉少女帯なんてしらねえって方に
「おもちゃやめぐり」を少しだけ解説します
逆にこれを読んでポアロに興味を持っていただける筋少ファンの方がいらっしゃれば幸いです


最初にこれだけ断っておきますが私は筋肉少女帯全然詳しくありません
自称オタソン界の帝王ポアロさんですが
私のイメージだとオタソンって筋肉少女帯のイメージが強いんですよね
実際私と同じ(…まあ正確には少し上だと思うんですが)世代にとって筋少好きなオタクとかサブカル好きって多いんです
ポアロのロボットの唄を聴いた時私はRCサクセションよりなぜか筋肉少女帯を思い出したんです、理由はついぞ分からず終いですが…
ポアロさんがオタソン界の帝王だったら筋少はオタソン界の○○○○*1なんです
ナゴムを知らない世代”にとって筋少はユニバーサル・ミュージック*2のアーティストなんです
水木一郎を向えた「221B戦記」なんてその代表格です
多少誤解覚悟で言うなれば人生の卓球が今ではヨーロッパに居るようにオーケンサブカルチャーの人へとなったのです


まあいいや「ステーシーの美術」はユニバーサル移籍第一弾のアルバムで
そこに「おもちゃやめぐり」は収録されています
ナゴム時代を知る人には後期筋少はポップに転びすぎて聴いてられないって方も多いかと思いますが
ステーシーの美術は筋少の中でも特にポップで「おもちゃやめぐり」はさらにその中でもポップで甘ったるいイメージです


主人公はそれこそブリスター*3やトイフィギアが好きな青年
休みの日には好きな彼女を連れておもちゃやめぐり、デビルマンやキューニーハニー、ライダーマンレインボーマントリプルファイターなんかのおもちゃを探し
おもちゃ屋を次々はしごします、そして主人公は「僕は彼らのように君を守れるだろうか?」なんて思ってみたりしてます
しかし、彼女はそんなの興味なし、いつも呆れた顔で主人公のおもちゃやめぐりに付き合い、時にむくれて不機嫌にそっぽを向いて彼をこづきます
そんな彼女を見て主人公は「彼らの魅力、君には分からないだろう?でもいいんだそれで」と言います


さてさてポアロの三次元な*4恋愛絡みの曲は大体以下のパターンになると思います

  1. オタクの主人公が居て好きな彼女には振り向いてもらえない(もしくはそのメッセージが届いていない)
    • Air check!(USO8OO収録)
    • ロボットの唄(サルタヒコ収録)
    • ラプソディ(サルタヒコ収録)
  2. オタクの主人公に好きな彼女が居るのだが自分の趣味を理解してもらえない(あるいはためらっている)
    • ぼくはかおがわるい(Pinky: Show Time! #001収録、3rdアルバムにも収録予定)
    • きみがくる 〜State Of Emergency〜(USO8OO収録)
  3. 主人公はごく普通な趣味のカップルなのだが彼女がオタクである
    • 君が告白したのもレッスンの延長なのかい?(USO8OO収録)
    • Ooh La La(USO8OO収録)
  4. そして最後に1と2の要素を両方合わせ持ったと言えるであろう
    「主人公はオタクなのだがそこに引け目を感じる事はなくむしろ自分がオタクであることを誇っている」
    • 変身ベルト(USO8OO収録)

ではないかと思う
そして「おもちゃやめぐり」は4にあたると思うのです
私の説明下手では2じゃねえの?って思う方が多いと思いますが
おもちゃやめぐりは実際聴くと微笑ましいカップルのイメージがむしろさわやかに浮かんでくるのです


さて「変身ベルト」ですが記憶が正しいければキラキラの次にUSO8OOで人気の無い曲に認定されて
鷲崎さんが「なんでだろう?良い曲なのに…」と言ってた記憶があるのですが
正直私はUSO8OOの収録曲では一番嫌い…というか一位から順番に並べると最下位です、キラキラより下です*5


理由は非常に簡単なのですがひとまず
毛玉氏の名紹介文「USO800紹介まとめページ」をご覧ください
http://kedamasan.hp.infoseek.co.jp/uso800.html
お分かりいただけるでしょうか?
ポアロの魅力とは
「普通オタクを美化して表現するなら隠すような痛さや恥ずかしさを惜しげもなく歌う事」
にあるのです、ポアロの楽曲が好きって人間はたいていそんな感想を抱くんじゃないかと思います*6
変身ベルトにはそれがないんです、本当に単なる良い歌なんです


「ぼくはかおがわるい」も「ブリスターはあけない」*7も解禁直後くらいの頃はお洒落路線に移行したと散々言われてましたが
ちゃんと聞き込むと「ホントは知ってるんだ少し興味があるんだろ?」みたいなお前バカじゃねえの?
って勘違いセンテンスが込められてるんです
自称オタソン界の女王UNDER17、失礼ながら私はそれほど桃井さんにもアンセブにも詳しくないんですが
UNDER17POARO両方オタクの「毒」を表現してます、しかし結局アンセブの楽曲の印象はあくまで「オタク的なもののパロディ」に思えてしまうのです
自虐的だけど内向的で過剰な自意識、そしてオタクの永遠のテーマである偏愛を表現する方法をポアロだけが知ってるんです
別にUNDER17POAROどちらが優れているかなんて下らない事は心の底からどうでも良いんですが


「おもちゃやめぐり」は敢えてオタクの陰と陽と言うと陽の部分のみしか照らしてないと思うのです
“オタク”の表現方法を歌というジャンルに限れば唯一知っていると言えるポアロ
どんな調理法を使うのか?どんな香辛料を使うのか?どんな盛り付けをするのか?
気にはなりませんか?

*1:ここには人名が入りますが消しました、少しだけ大人になりました

*2:当時はマーキュリー…であってるはず

*3:そういえば今週のあと何分まだ聴いてないや

*4:言っても二次元の歌ってなかったと思うが

*5:俺はキラキラ割と好きなんだが

*6:全然関係ないんだけど岡田斗司夫ってPOARO知ってるのかな?

*7:まだ聴いてないけど