リアル住人

酒飲んで特にやる事もない
4日から色々用事が始まって“ちゃんとしなきゃ”いけないのも憂鬱だ
そんな軽い憂鬱の混じった人造物で得た人工的なリラックスを味わっていた
その時住人と電話で話す機会が巡ってきた*1
いつもの俺ならそんなの無視する、ネットやってる奴なんてみんな根暗で怖い人に決まってるとかそういう思い込みに阻害されるわけではない
ただ自分の個人情報や肉声、写真を出す価値があるほど面白い遊びではないと思っているからだ
今日は薬物の多幸感も手伝ってか「なんか電話してみたら面白いかも」と言う妙な考えがよぎったのだ
先程の新年会のコンプレックスがあってか俺は「同じ趣味、思想、雰囲気を持つ人間となら初対面でも話せる」という不条理と言えるまで根拠のない自身があったのだ
向こうの人も俺も相手の事は知ってるつもりで全然知らないし知らないつもりで以前話した人かもしれない
俺は緊張の鼓動とかすかな期待とでも言えるものを抱いてダイヤルした*2
「あけましておめでとうございます…みらいの人ですか?」
携帯の受話器からは20代後半と思われる好青年っぽい感じの喋り方
「はい」
俺の返答はどう聞こえるのだろう?少し気にしながらも
“どうせ俺なんて変な人扱いされてもいいや…むしろそれを狙ってる”
と自分に言い聞かせる
「よろしくお願いします」
「どうも」
と言った事務的な会話
が続く…ふと思ったんだが俺ってぁ関連の人とリアルで話すの初めてなんだよな
お互いぎこちない会話を続け好青年はあくまで俺の言う事に丁寧に対応する…何かもの凄い違和感を感じる
「もっとみらいみたいにしゃべった方がいいですか?」俺は冗談めかして言う
「いえいえ…」好青年の人は愛想笑い
「オフ会ばっくれた方ですよねぇ」とまた初対面の好青年をからかう感じで言う
「いえアレはちがうんですよ…(略」懇切丁寧な返答
秋葉原結構遠い方とか多いですからね」わけのわからないフォローを入れる
そんな噛み合ってるような噛み合ってないような会話を続けた後
なんとなくお互いの空気を読み取る、今後も電話してくださいというような事になり
「まあこの番号は俺が死んだとき犯人こいつかなって疑われますけど」とまたわけのわからない冗談
「いえいえまたオフとか出て下さいよ」あくまで丁寧な返答
「いえ…出ません」と俺、反応を伺ってみる
「ああ…そうですか…」と残念そうな感じの返答
俺は焦って
「あ…いえ…でま…」
「はい?」と完全にクロストークする
「ラジオやってますんでリクエストなにかあれば」
「はい…また機会があればよろしくお願いします」
お互い丁寧に挨拶を交わし微妙な、それで適切あろうという距離感で電話を切ると
俺のアドレス帳に新しく「空白さん」が加わった
全編完全にテンパってた
強いて例えるならサバゲーで相手がP90で武装してたのに
俺はガスガン二丁構えてジョンウーごっこをやっていたのだった*3


今回の教訓1:自分が変人だからと言って気が合う人も変人だと思わない方が良い
今回の教訓2:オフ会の誘いはやんわりと断る
今回の教訓3:お前ら○○○○のフリしてるだけで実際は結構まともなんじゃないかよヽ(`Д´)ノ


後ちょっとした私事
オフ会については今後熟考という形で(;´Д`)そういうの苦手なんですすいません

*1:一応判りづらく書きますソシャルダメ

*2:プッシュしたが正しい?

*3:もの凄い分かり辛い